過ちも切なさも離れても、あの日と同じこの空は君へと続いている。
某氏がメカデザインを降板することが決定した。
ショックを受けるなというのはさすがに無理な相談で、今後どうやっていこうか……さしあたってメカデザインを誰に頼んだものかという問題で頭が白くなりかけている。
だが、少なくとも僕よりよほど厳しい立場で仕事をしている(僕の場合は少なくとも土日は休めているし、たいていの場合定時にも帰れている)某氏に、これ以上の負担をかけるわけにはいかない……そんなことを薄々考えていたというのも事実。
仲間として、友人として(少なくとも僕はそう思っている)、ここで彼を引き止めることはできない。
何より、モチベーションが低下した状態でプレッシャーを与え続けても良い結果など残せないことは僕自身が良く分かっている。
だから今は、笑って彼を送り出そうと思う。
見ていて欲しい。
僕はまだまだ膝をつかない。
超えてみせる。